遺伝子検査に踏み切るべきか

遺伝子検査に踏み切るべきか

遺伝子検査に踏み切るべきか 遺伝病のリスクを判定するために行われる出生前診断は従来は、羊水を一部採取して検査する方法が一般的でした。そのため流産などのリスクがあるので、あまり気軽に選択できる検査でなかったのは事実です。ところが最近では血液を採取することで遺伝病のリスクを判定する方法が実用化された結果、流産などの深刻なリスクを負うことなく遺伝子検査を行うことが可能になっています。これが新型出生前診断と呼ばれる検査になります。
新型出生前診断を受けることで判明するのは、特定の遺伝子の異常が病気を発症させる関係にあるリスクの判定になります。最近では30代後半以降の年齢で出産を経験する女性が増加しているので、高齢出産の際にリスクが高くなる特定の病気の発症の有無を事前に知りたいとのニーズが高くなっています。そのような事情が関係して新型出生前診断を受ける方が増えているようです。尤も判明する遺伝病はいずれも有効な治療法がないのが現状で、事実上中絶するかいなかの判断に直面することの問題点を指摘する向きもあるようです。

細胞を摂取せずに血液だけで検査が可能

細胞を摂取せずに血液だけで検査が可能 新型出生前診断は精度が高く、細胞の採取ではなく採血のみで出来るので注目を集めています。羊水や絨毛検査などを行う必要がありますが、妊娠10週目から行うことが可能です。妊婦の血液中に含まれているDNA断片を分析することで、特定の染色体疾患を調べられます。新型出生前診断の正確な名称は、無侵襲的出生前遺伝学的検査や母体血を用いた新しい出生前遺伝学的検査と言います。具体的に細胞を摂取せずにダウン症候群・エドワーズ症候群・パト―症候群の3つの疾患から、胎児の染色体疾患の7割を調べられます。国内だけでも2013年4月から2017年3月までに48,643名以上の妊婦さんが受検して、海外だとそれ以外の疾患も新型出生前診断で調べることが出来る国もあります。特徴は従来の非確定検査と比べても精度が高く母体血清マーカーで感度80%とコンバイン検査で感度83%でしたが、新型出生前診断では感度99%と精度も高く、より正確に発見することが出来るようになりました。